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気ままに描き綴っている
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続きの方にpixivにあげた見る人を選びそうなやつの解説というか妄想というかなんやかんや
四肢切断系ですけどそんな具体的には描いてないからR-18Gカテでいいのかなやみましたけどね
ぶっちゃけ機械の体だしなぁ・・・とりあえず閲覧注意ですあと無駄に長いです


破格の値段の中古のV1の彼が売っていた
そいつは以前のマスターの趣味がアレだったので四肢が欠損しさらに失明していた
手と足があったと思われる場所からはだらしなくカラフルなコードが垂れ下がっている
中古屋のおやじいわくVOCALOIDとしての機能は問題ないようだ
修理して直してもいいが値段は原価と変わらない値段になってしまうそうだ
VOCAOIDが人気だからって完全に足元を見られているようで腹が立ったので勢いで修理せず彼をお迎えすることにした
本当はV3の方が欲しかったのだが財布の底も深くは無いのでこの際仕方がない
ピン札1枚を店のおやじに渡しV1の彼を抱え家に足を向けた
四肢が無いくせに重い

今が深夜でよかった四肢を欠損した成人男性を抱えて歩いているのを見られたら社会的にしんでしまう
「えっと・・・自己紹介が遅れましたKAITOですこれからよろしくお願いしますマスター」
しばらく歩いていると消え入りそうな声で抱えている彼から声がした
きっとこの距離じゃなければ聞こえなかったであろう
「あぁよろしく」
こんな小さい声でちゃんと歌えるのか不安になってきた
あのおやじホラ吹いてんじゃないだろうな・・・
「よかったんですか?修理しなくて」
「そんな金は無いよ」
即座に返答するとしゅんとして俯いてしまった
「その程度で落ち込むなよ単に日ごろの無駄遣いが多いのが悪いんだ無駄遣いさえなければお前は自分で歩けたし周りを見渡せただろうしね」
「い、いえそういう意味で言ったんじゃ・・・今だって俺を運ぶの重そうだし人目だって気にしないで居れたんじゃ・・・」
ごにょごにょはっきり言わない奴だなぁ・・・
「別に重いのは平気だし見た目はお前の前のマスターの趣味の所為だしな」
「・・・すいません」
結果としてこいつが悪いことにするのは可哀そうなので話を変えることにするか
「そういえばお前って前の持ち主のところに居た時の記憶とかあるわけ?」
「いえ中古品なのでお店の方で初期化されましたプライバシーとかで色々うるさいみたいです一応手足が無く目が見えない理由は聞きましたけど」
「ふーん」
にしても前のマスターさんの趣味は変わっているなぁ
四肢切断に失明か常識人には出来ない行為だ いや常識人だからこそ機械相手ならって手をだしたのだろうか?
「マスター?」
相変わらず小さな声で呼ばれる
「あ、ごめん少し考え事してた そろそろ家に着くしもう少し待っててね」
ずり落ちてきそうなのを抱え直して歩みを速めた
誰にも見つかりませんように

誰の目にも止まらず自宅へたどり着けたミッションコンプリートだ
「ただいまー」
「お、おじゃまします」
「お前本当声が小さいな大きく出来ないのか」
「初期設定のままですので・・・あーあーこれくらいでいいですか?」
初期設定だったのかさっきと変ってだいぶ聞き取れるような声量になった
重いのでリビングのソファの上に座らせた
「メンテナンスや追加コンテンツ等はパソコンの方で自宅に居ても出来るようになっています
残念ながら中古品なので保証書等のサポートはありませんのでご了承ください」
「はーい・・・ん?そういえばお前目見えないのにどうやって譜面読むんだ?」
「少し手間になってしまいますがデータとして俺にインポートしていただければ読みこんで歌うことができますたしか脇のところにUSBが・・・」
もぞもぞ届かない腕を脇に伸ばすなんか小動物みたいで結構可愛いかもしれない
「ちょっと動かないで・・・んーこれか?」
「ふっ・・・くすぐったいですマスター・・・んっ・・・」
なんかやましいことしてる気分になってきた・・・早く見つけ出さなければ完全にアウトな雰囲気(?)になってしまう
「あった!これか!!これだよな!!」
「ふぅ・・・そ、それです・・・それをパソコンに・・・つないで読みこんでください・・・それで充電も出来ますのでこまめに充電お願いします・・・ね」
息上がってんじゃねーよ
「とりあえず今日はもう疲れたし寝るわ お前はそこのソファでいいよな?今毛布とってくるから待ってて」
「あ、はい・・・マスターはどこで寝るんですか?」
「自室に決まってるじゃないか まさかひとりじゃ寝られないんじゃ・・・」
「!?そんなことないですただちょっと心細いっていうか・・・えーっと」
こいつ図星だったのか見た目は成人男性そのものだが中身は幼いのか?
もごもごとなにか反論しようとしているがいい言葉が浮かばないらしい包帯の奥の見えない瞳が涙ぐんでいるような気がした仕方がない
「わかった自室に布団敷くよそこで寝てくれ」
「やったぁ!マスター大好き!」
わざとらしく万歳をしてそんなことを言う 心にもないのは分かっているが久々に他人に大好きと言われて満更でもない自分が居るのが憎いくそう
自室に布団を敷き彼を寝ころばせる
「ふかふかですねーふぁおやすみマスター」
「はいおやすみ」
久々に重いものを運んだ所為か体が重いベットに体が沈んでいく
普段から運動でもしてればよかったなぁっと重たい瞼が下がるのが分かった

「マスターおはようございますー」
眠いまだ8時ではないか日曜なのだからもっと寝かせてくれ・・・
「あーそういえばこいつ買ったんだっけか・・・はぁ」
ベットの下から声がする身長からして届かないのか
「マスター!朝からため息つくのはよくないですよ!幸せが逃げちゃいますよ!」
「うっさい朝なんだから二度寝させろ!」
せっかくのいい天気なのにー!やら年寄りくさいですよー!と全く朝から元気な奴だ
休日は昼まで寝るのがモットーなのだそれを邪魔されちゃ敵わないので毛布を頭まで被った
「聞こえないふりはよくないですよー!今日は歌を歌わせてくださいよー!」
歌か・・・そういえばこいつは歌を歌わせるために買ったんだっけなぁ
そういえばメンテナンスとかいろいろ言っていたしやることが多いから仕方がない起きるか
「マスターやっと起きてくれましたね早く歌の練習しましょうよー!」
「その前に風呂入ってくる お前は・・・」
四肢からはコードが露わになっているし明らかに水に浸してはいけないのでは・・・
「俺は機械なんで大丈夫ですよ汚れたら適当に拭いてください」
「あーい」
そういえばこいつ目見えてないのによくベットの位置が分かったなとかどうでもいいことを考えながらシャワーを浴びた 多分耳がいいのだろう機械だしという結論になった


風呂からあがりさっそくパソコンに繋いで歌の練習を始めてみた
「ここらへんもう少しゆっくりかなぁ・・・あ、見えないか」
変更点があるならば目が見えないからいちいちデータを作り直して読み込ませなければならない面倒かなり面倒である
「うーん」
「大丈夫ですか?マスター」
「んっ大丈夫 一回ちょっと休むか」
「わかりましたすいません俺の目が見えないばかりに」
まぁた始まったさっきからずっとこのセリフだ確かに目が見えないことは不便だいろんなことに支障が起きる
カタカタとキーボードを打ち修理のページを開く
眼球の修理は・・・
「手足に比べればまぁ安い・・・かな?」
「どうかしました?」
自虐防止におやつとして渡したパピコを咥えながら覗き込んできた
やっぱりアイスが好きなんだなぁ・・・
「眼球の修理してみようかって思ってね このままじゃいちいちデータ読み込んでは訂正の繰り返しじゃ何度手間になるかわからないじゃない?一層のこと直してもらおうかってね」
「でもマスター・・・お金・・・」
「気にするな!これくらい自分の分のおやつを1週間がまんすればいいことだ!」
「マスタぁ・・・」

修理代はクレジットで引き下ろしにすればすぐ出来るらしいUSBでデータをアップデート出来るとかハイテクだなぁよくわからん
「んじゃぁやるよー」
「あ、あのマスターもう少しだけ待ってくれませんか?」
「なんでよ?」
「えっとなんでか分からないんですが心の準備ができていないというか少し怖いというか」
なんだ?やけに挙動不審だな念願の目が見えるようになるってのに歯切れが悪いな
「なんだろう前の記憶は無いのにマスターの顔が見えるのが・・・怖いんです」
前の持ち主にされたことがトラウマにでもなっているのか?というか機械でもトラウマってあるのか?
なんだろう初期化して消したはずなのにそれでも記憶に残っているとかなんかムカつくぞ・・・あ、ヤバい腹が立ってきた
「なんでそこで前の記憶が出る前の持ち主はもういない今は私がお前のマスターなんだ
そりゃ顔はまぁそんな良くないけどさ・・・それでも今は私しかいないんだ」
「・・・・・・」
固まってしまった
しまった勢いに任せて何を言っているんだこれは地味に恥ずかしいぞなんかこれ・・・なんか返事をしてくれよおーい
「わかってますよ・・・今のマスターはあなただってことくらい・・・あーもーなんなんですかこれじゃ俺かっこ悪い奴じゃないですか」
かっこ悪いの自覚してたのか
「わかりました修理してください もう逃げません」
そういうとUSBを差し出してきた 

まぁ目だけの修理だったのであっという間にアップデートできた
しゅるしゅると巻かれていた包帯をほどいてやった
「ど・・・どうよ」
ゆっくりと瞼が持ち上がる綺麗な青い瞳と目があったガラス玉みたいな目だなぁうらやましい
「・・・マスターって」
「ん?」
「やっぱりなんでもないです」
「なんだよ」
「まぁいいじゃないですか」
へらへら笑っているなんだよさっきまで怖いとか言ってたのが嘘みたいだ
ふっきれたのかしら?
「別にふっきれたわけじゃないですよ」
「は?」
「マスター考えてること顔に出すぎです 見えるようになってまさかマスターが表情に出やすい人だってことが分かるなんて・・・」
「バカにしてんじゃねーよ」






――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
飽きたとりあえず気が向いたら続きを書くかも・・・いや書かないだろうな
あっさりSSでも書こうかと思ったら途中で積むわ積むわ
普段あんまり文字書きしないからSS書く人の苦労がわかりました
とりあえず中古KAITOを買う設定です
なんかこう過去の持ち主の所為で変な性癖をもってたりとかそういう変な設定とかあっていいかなぁとおもうんですよね書けませんでしたけど
というか誰かこんな感じの乙ゲー作ってくださいっていう願望です
かなりニッチですけどね
四肢欠損でマスターが居ないとダメダメな兄さんとか萌えませんかねぇ・・・ヽ(^o^)丿
あと中古KAITOって書くとなんかえろいですねはい
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